豆知識

実は身近に遺伝子組み換え食品があふれてる!!遺伝子組み換えってなぁに?!品種改良とどう違う?!

こんにちは!さーやです^^

いつもYouTubeをご覧頂き、ありがとうございます!

こちらの記事では、YouTubeでのレシピ動画では深くお伝えできていない内容について書こうと思います♬

今回は【遺伝子組み換え】について。

遺伝子組み換えって世界ではどのように言うの?

遺伝子組み換えは、英語の

genetically(= 遺伝的に) modified(=修正する) organism(=生物)

から

【GM作物】または【GMO】と呼ばれています。

農作物だけでなく、ニワトリや豚、牛、さらに魚(鮭など)にも遺伝子組み換えされた生物は存在するのです。

どうして遺伝子組み換えをするの?

農作物や家畜をより効率的に生産できるように、強くしたり、成長速度を早くしたりします。

農作物自体が害虫に対して強くなれば、農薬をまく手間や、害虫駆除の手間が省けます。

家畜の成長速度が早くなれば、短い期間で出荷できるようになります。

その他、毛が無いニワトリは、毛をむしる手間が省けます…。

こうなってくると、生き物と食べ物って何なんだろう…て考えさせられます。

遺伝子組み換えされた農作物や家畜は、人が食べるために生産される新たな生物ということです。


品種改良とどう違う?

品種改良とは

品種改良は日本でもずっと行われてきた技術で、交配を繰り返し、求める性質のものが自然に出来るのを待つ方法です。

求めているものをつくり出すのには、とても長い時間と労力が必要です。

遺伝子組み換えとは

それに対して遺伝子組み換えは、農作物や家畜などの遺伝子に直接人が手を加えて組み替えるのです。

例えば、作物に対して、作物とは全く違う生物である昆虫の遺伝子を組み込んだりと、自然界ではあり得ないことができるのです。

そのため、求めているものをスピーディーにつくり出すことが出来ます。

身近な遺伝子組み換え食品はどんなもの?

日本では今のところ遺伝子組み換えされた農作物の商業用の栽培は認められていないそうなので、輸入された農作物に可能性があります。

2017年の情報では、日本で食品に使われている遺伝子組み換え農作物は

  • トウモロコシ
  • なたね
  • ワタ
  • 大豆
  • てんさい
  • じゃがいも
  • アルファルファ
  • パパイヤ

の8種類とのこと。

液糖や水飴、砂糖などの甘味料、菜種油などの食用油、味噌・豆腐・納豆などの大豆食品、しょうゆなどの調味料、スナック菓子、コーンスターチなど、様々なものに使われています。

また、家畜の餌としても大量に使われているそうです。

ヨーロッパでは遺伝子組み換え作物の輸入に対して厳しい対応をしているそうですが、それは自給できているからできることで、

日本では大豆やトウモロコシなどの自給率が低く、輸入に頼らざる負えないので、遺伝子組み換え作物を使った食品がありふれてしまうのは仕方がないようです。

そして、遺伝子組み換え食品の最大の輸入国は日本なのです。

気付かないうちに、わたしたちは遺伝子組み換え食品を食べ続けています。


【遺伝子組み換えでない】という表記を見るけど?!

食品添加物などは遺伝子組み換えを使っていても消費者には知らせる必要がないことや、

醤油、大豆油、コーンフレーク、水飴、菜種油、砂糖など、遺伝子組み換え表記が不要なものもたくさんあるようです。

100%遺伝子組換え原料を使っていても、【遺伝子組換え】とは書かずに済むケースが多く、

現在【遺伝子組み換えでない】と表記しているのは義務ではなく、任意だそう。

現時点では、遺伝子組み換え農産物の混入率が、その商品の5%を超えなければ【遺伝子組み換えでない】と表記できるそうです。

今後、【遺伝子組換えでない】と書けなくなるかもしれないそうで、そうなれば、非遺伝子組換えの原料にこだわっている企業が減ってしまうかも知れません。

遺伝子組み換え食品を食べたらどうなるの?

一番気になるのがこれですよね!

遺伝子組み換え食品を食べ続けることで、アレルギーや発がん性など色んな意見があるようですが、いまいちハッキリしていないようで、

安全とは言えないから不安という感じです。

現時点では分からないようです。


遺伝子組み換えの今後は?

今後、世界の人口が増え続けると食料不足になり、新たな食料として【虫】を食べるようになると言われています。

それほどの状況なのであれば、効率的に大量生産できる遺伝子組み換え作物や肉、魚など、受け入れなければいけないのかも知れません。

アメリカではすでに【遺伝子組み換え】の表示義務がないため、消費者は何を買っているのか、食べているのか、知る術がありません。

日本もそうなってしまうのでしょうか…。

ヨーロッパでは農薬や遺伝子組み換えに対して厳しい国が多く、【遺伝子組み換え】の表示義務があるそうです。

また、アメリカの企業の影響で遺伝子組み換えトウモロコシの栽培をはじめた発展途上国もあります。

技術が発達している先進国だから心配、自然が多い発展途上国だから安心といったような感覚ではなく、国によって様々なようです。

まとめ

いかがでしたか?

遺伝子組み換えされた植物の花粉が飛んだり、遺伝子組み換え作物を餌とする家畜などを考えると、今後、自然の生態系が変わってくるかも知れないですね。

今回は重たい内容になってしまいましたが、日々、自分が食べているものが何なのか、興味を持つ人が増えてくれれば嬉しいです。

将来の食糧危機の可能性を考えると、簡単に「遺伝子組み換えは反対!」とは言えません。

でも、今は、原材料にこだわって商品をつくっている企業を応援したいし、できるだけ安全性の高い食品を食べ続けたいです。

人の価値観は様々なので、正しいことなんてないと思いますが、遺伝子組み換えの現状について知った上で、何を買うのか判断する人が増えてくれたらいいなと思います。

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